安井政昭のテニスは紳士的なスポーツだ

テニスが大好きな安井政昭のブログです。

補足:卓球におけるデュース

卓球には、ルール上定義された用語としては「デュース」は存在しない。ただし、相当する便利な用語がないため、会話上では使用されるケースも見られる。この場合、卓球の1ゲーム(テニスなどからの想像により「セット」と誤用されることの多い試合の単位)は、基本的には11点(かつては21点)を先取した側が獲得することから、10対10(かつては20対20)、またはそれ以上の点数で同点となった状態を指す。公式ルールによる試合進行では、このような状態においても各時点での得点をコールするのみであり、審判があらためてデュースを宣言することはない(したがって、ルールブックでは、解説文などにおいても「デュース」「アドバンテージ」という言葉は記載されていない)。
 
卓球におけるゲームの獲得条件は、一方のプレイヤーが他方のプレイヤーに対して、11点以上の得点で2点差以上をつけることであり、「10オール(10対10)」がコールされた後(一般に言うデュースの状態)、そのゲームを獲得するためには、プレイヤーは1点を取った後、さらに続けてもう1点を取らなければならない。したがって、10オールから一方のプレイヤーが2点連続で得点できなかった場合(つまり再び同点になった状態)は、再度2点差をつけることが必要な状態(いわゆるデュース的な状態)に戻る。
 
10オールになるまで(10対10になるまで)は、サーブは2本交代で行うが10オール以後は1本ずつ交互に行う。
 
ラージボール(新卓球)では、10対10・・・12対12までは、従来(上記)通りだが、13ポイントめをゲット(特点)した方が、勝利者となる。